批評(レビュー) 
はじめに
このレビューと評価は、まだ天下人をプレーしたことがない方のために、ゲームの概要と個人的な批評を紹介したものです。
購入の参考になさる方は、人によって違った楽しみ方、違った評価があることを理解した上で、お読みください。
批評(レビュー)
天下人は、日本の戦国時代を扱ったPS2のゲームです。信長の野望シリーズとは大きく異なり、内政や自由な展開がありません。ジャンルとしては、ファイアーエムブレムやディスガイアと同じステージクリア型のシミュレーションRPGに分類されます。
天下人の面白さは、合戦と育成にあります。
合戦は「信長の野望天下創世」や「決戦」に似たリアルタイムバトルですが、兵種や地形の特徴がはっきりしているため、より戦略的です。特に、地形や敵の配置に合わせた戦略を考える作業には、信長の野望シリーズなどでは味わえない面白さがあります。特定の条件でイベントが発生したり、敵が寝返ったりするのも、ドラマチックで良いです。
選べる主人公は5人いて、それぞれに個別のシナリオが用意されています。さらに、それぞれのシナリオには分岐点も用意されているので、内容には非常にボリュームがあります。難易度もシナリオ毎に差があるので、初プレーでもやりこんだ後でも存分に楽しめます。
各武将には選択可能な兵種が決まっていますが、レベルを上げることで選べる兵種が徐々に増えていきます。特定の兵種が持つ特技が特定場面の攻略に効果的だったりするので、育成方法にも工夫のし甲斐があります。この育成とアイテム集めが、天下人のやりこみ要素と言えます。
上記のように合戦や育成のシステムは良いのですが、不満もあります。
白髪の信長、長髪の秀吉、傾(かぶ)いた家康など、キャラクターのデザインが奇抜過ぎます。シナリオの展開や人間関係も、明らかに歴史を無視しています。また、経験稼ぎに時間がかかり過ぎるため、やり込み向きのゲームとも言えません。歴史を軽視するなら、ゲーム性だけはバランスよくしてほしかったところです。
このゲームは戦国時代を舞台としていますが、歴史ゲームとして購入してしまうと、恐らく失望してしまうことでしょう。単なるシミュレーションRPGとして割り切って楽しむ分にはなかなかの良作ですので、安く売られていたら購入を検討してみると良いと思います。
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